我家に念願の薪ストーブがやって来た。
何年も前から友人宅に鎮座する薪ストーブの魅力を経験し、その良さは重々分かっていたが、ランニングコストや薪の心配などで躊躇していた。しかし、bluebearの薪のストーブ屋さんとのご縁でその不安も解消され、9月の終わりに設置の運びとなった。
やって来た其れは、無骨で伝統的な型では無く、北欧デンマークのcoolでイカした薪ストーブだ。2日間の設置工事の後、後日火入れ式を行った。 別に大そうな神事では無いが、無機質な石と鉄の塊に薪を焼べると、パチパチと音をたて、命を吹き込まれた生き物の様に、周りを暖かさで包んだ。今は11月中旬で、夜だけ薪を焼べる程度なのだが、揺らめく炎と柔らかで部屋中を優しく包み込んでくれる暖かさに、早くも家族はNORNの虜になってしまった。
今までは夕食が済むと、そそくさと自分の部屋に篭る娘達も、ロッキングチェアやソファーに陣取り、リビングで勉強を始めた。ストーブの周りには家族が集い、会話も増えた。これから何度、冬を迎えるのだろうか?一家暖欒(団欒)の為、オヤジは薪を焼べる。ただ良い事づくめの薪ストーブだが、皆さん夜更かしと酒量が増える事だけはご注意アレ。